臨床研修指定病院とは
臨床研修とは、医学部を卒業し、医師免許を取得した医師(研修医)のために行われる初期研修をいいます。
医師免許を取得すれば、医師になることができます。しかし、医師として診療に従事するには、医師免許を取得後、2年以上の臨床研修を受けなければなりません。
臨床研修は、指導医などのもとで実際に診療を行いながら医師としての基本的な手技や知識などを身につけるため、医師の教育において非常に重要なものとなっています。
厚生労働省から審査を受け、この初期臨床研修を行う指定を受けた病院を「臨床研修指定病院」といいます。
「指定」とあるように、指定を受けた病院のみ研修医と雇用契約を結び(研修医であると同時に勤務医でもあります)受け入れることができます。
当院は臨床研修指定病院として、若手医師である初期臨床研修医を受け入れております。
彼らが充実した研修と教育が受けられるよう、院内の臨床研修センターにて精力的にサポートしています。
当院の臨床研修センター
2015年、当院は臨床研修センターを開設いたしました。
当院で2年間の卒後研修を行う研修医と、専攻医(初期臨床研修医を修了し、各科の専門医を取得するために研修している医師)が所属する院内組織です。
初期臨床研修理念
当院の初期臨床研修は、「高度な医療で愛し愛される病院」という病院理念のもと、将来目指す専門分野にかかわらず、医学及び医療の果たすべき社会的役割を認識し、一般的な診療において頻繁に関わる負傷又は疾病に適切に対応できる基本的診療能力を備え、常に医療人としての品性と向上心を持ち、医療チームの一員としての行動力、決断力、コミュニケーション能力を有する医師を育成するものである。