ごあいさつ
薬剤部は、調剤製剤科、薬品管理科、DI(医薬品情報)科、治験管理科の4科で構成され、70名ほどの薬剤師が所属しています。手術室・ICUを含む全病棟に薬剤師を専任で配置し、患者さんや、医師・看護師等の医療職からの問い合わせに対応しています。このような体制によって、患者さん一人ひとりに合った薬と医薬品情報の提供が可能になります。
また、患者さんにとっての主治医と同じように、気軽に相談できる「患者さんにとっての担当薬剤師」でもありたいと考えています。
薬剤部や薬剤師の業務について、さらに詳しく知りたい方は、採用情報も併せてご参考ください。
特色
①おくすり相談室
B館1階の、「Dブロック 入退院患者サポートセンター」のおくすり相談室に、病院薬剤師が常駐しています。 おくすりに関する質問や相談、診察中に医師に言えなかったことを伝えるなど、お気軽にお声掛け下さい。 当院のかかりつけでない方の相談にもお応えし、地域に開かれたおくすり相談室を目指しています。
おくすり相談室の様子
2018年6月20日開催 いきいき教室の様子
②患者さんを対象とした薬剤師の講演会の実績
演題名 | 発表者 | 講演会名 | 開催年月 |
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ウイルス肝炎の治療薬について | 坂入香奈江 | 第22回肝臓病教室 | 2024年8月 |
肝細胞がんの抗がん剤治療について | 大登剛 | 第19回肝臓病教室 | 2023年9月 |
高額となる肝疾患治療薬 | 山中佑也 | 第18回肝臓病教室 | 2023年8月 |
健康講話 おくすりの正しい使い方 | 増田喬行 | 上平地区いきいきクラブ | 2022年6月 |
おくすりの正しい使い方 | 安達友真 | 上平地区いきいきクラブ | 2019年9月 |
おくすりの正しい使い方 | 小池美和 | いきいきクラブ | 2019年2月 |
薬剤師さんに聞くがん治療中のお薬 | 日野亜莉沙 | スヴェンソン 大宮サロン | 2018年10月 |
おくすりの正しい使い方 | 金本春香 | 平方新田いきいきクラブ | 2018年10月 |
おくすりの正しい使い方 | 梁瀬加寿子 | いきいき教室 | 2018年6月 |
おくすり相談室の利用方法 | 成清由梨 | オレンジカフェ | 2018年5月 |
おくすり相談室の利用方法 | 斎藤由貴 | すこやか教室 | 2017年9月 |
おくすりの飲み忘れを防ぐ工夫とは… | 新井亘 | オレンジカフェ | 2017年4月 |
おくすりの飲みあわせについて | 新井亘 | すこやか教室 | 2016年1月 |
意外と多い!?おくすりの飲み忘れ | 新井亘 | すこやか教室 | 2013年12月 |
お薬をきちんと飲んでいますか? | 新井亘 | すこやか教室 | 2012年9月 |
③全病棟に薬剤師を配置
手術室・ICUを含む全病棟に薬剤師を専任で配置しています。様々な状況において薬剤師が即座に対応できる体制は、当院ならではの大きな特長です。
④24時間体制
患者さんからのお問い合わせ、医師・看護師からの問い合わせに対応しています。
⑤外来の患者さんへの説明
抗がん剤、インスリンなどの薬について、外来の患者さんに対しても院内の薬剤師が患者さんに説明しています。また、「おくすり外来」を設置し、手術を控えた患者さんのお薬の相談や、退院後の服用状況の確認や副作用などの確認を行っています。
⑥高い専門性
抗がん剤、感染、NST、糖尿病、救急などの各専門領域について専門チームを立ち上げ、勉強会や症例検討会を開催して患者さんについての情報を共有しています。こうした活動は、直接患者さんの安心・安全な薬物治療に還元されます。
⑦プレアボイド報告書の提出
薬剤師が薬物療法に直接関与し、薬学的なケアを実践して患者さんの不利益(副作用、相互作用、治療効果不十分など)を回避あるいは軽減した事例を「プレアボイド報告書」と称して日本病院薬剤師会に提出しています。
⑧認定薬剤師が多数在籍
がん薬物療法認定薬剤師・外来がん治療認定薬剤師・感染制御認定薬剤師・NST専門療法士・救急認定薬剤師・糖尿病療養指導士・認定治験コーディネーター・認定実務実習指導薬剤師などの認定薬剤師が多数在籍し、それぞれの分野の医療に高い専門知識・技術で貢献しています。
⑨学会認定の研修施設
2017年度より日本病院薬剤師会 がん薬物療法認定薬剤師研修施設、2021年より日本臨床腫瘍薬学会 がん診療病院連携研修病院、2023年度より日本緩和医療薬学会 緩和医療専門薬剤師研修施設に認定されました。当院以外の薬剤師を受け入れ、学びの場を提供しています。
⑩保険薬局との連携
上尾伊奈薬剤師連携研究会(AIPAS)の事務局を担い、地域の薬剤師との顔が見える関係を構築します。地域の薬剤師の方を通して、多くの方々の健康を保持し、生活の質の向上に務めます。詳しくは、地域連携のページをご覧ください。