病院では様々な検査で放射線を使い、医療における放射線の利用は、診断や治療に不可欠なものとなっています。一方、人体に対して有害なものではないかという心配を持たれる方もおられます。
患者さんが安心して検査を受けてもらえるよう、当院の被ばく低減に関する取り組みをご紹介します。
医療被ばく低減施設
当院は、公益社団法人日本診療放射線技師会が定める「医療被ばく低減施設認定」を2010年2月に取得しました。
これは「安心できる放射線診療」を国民の皆さまに提供するために行われている事業で、当院は埼玉県内初、また全国で17番目の認定施設です。放射線検査による医療被ばくを適正化していること、患者の皆様への情報提供を適切に行っていることなどが評価された結果といえます。
今後も医療被ばく低減目標値を定めた「医療被ばくガイドライン」に沿った放射線管理を継続して行なっていくことで、地域の医療被ばく低減の柱となるよう努めます。
医療被ばく低減への取り組み
病院では様々な検査や治療で放射線を利用しており、医療において放射線は必要不可欠なものとなっています。一方で、放射線は人体に対して有害なものではないかと不安を抱える方もおられるかと思います。
患者さんに安心して検査を受けてもらえるよう、当院の放射線被ばく低減に関する取り組みを紹介します。
医療被ばく低減施設
当院は、公益社団法人日本診療放射線技師会が認定する「医療被ばく低減施設認定」を2010年に取得しました。
これは埼玉県内初、全国17番目の取得であり、その後も定期的な審査を受け、認定を更新しています。
今後も法令基準を満たした放射線管理を継続して行い、地域の医療被ばく低減の柱となるよう努めます。
放射線技術科の医療被ばく低減への取り組み
定期的な放射線量の評価
放射線検査において、診断可能な必要最低限の放射線量で検査を行うことは、とても重要となります。
放射線量を増やすと画像がきれいになる傾向がありますが、必要以上にきれいになっても診断の質が向上するわけではありません。重要なのは、診断に支障がない程度まで放射線量を抑え、不要な放射線被ばくをさせないことです。
そこで当院では、診断可能な画像が撮影できているか定期的に画質の評価を行うとともに、不要な放射線被ばくを抑えるための放射線量データを収集し、放射線量の最適化を図っています。
医療被ばく低減チームの設立
当院には公益社団法人日本診療放射線技師会が認定する「放射線管理士」の認定取得者が多数在籍しています。
専門知識を持った放射線管理士で医療被ばく低減チームを設立し、放射線量の測定や画質の評価など、医療被ばく低減に向けて様々な取り組みを行っています。
最新機器の導入と保守管理
放射線検査の歴史は古くからありますが、少ない放射線量できれいな画像が撮影できるように新しい技術が研究され、その技術を導入した機器が開発されるなど絶え間なく進化を続けています。
最新技術を備えた装置は、医療被ばく低減や診断の質向上に寄与しています。
当院では最新機器の導入、最新技術ソフトウェアへのバージョンアップを積極的におこなうだけでなく、既存装置の定期的な保守点検も徹底して行い、医療機器の安全管理に努めています。
医療被ばくに関する説明
「検査の際、放射線被ばくによる身体への影響が心配」「子どもが放射線検査を受けたが大丈夫なのか」といった、医療被ばくに関して不安や心配を抱える方もおられるかと思います。
当院では、誰もが安心して放射線検査を受けられるよう、放射線被ばくへ不安を感じる患者さんに対して相談対応を行っています。
放射線被ばくのリスクや影響を分かりやすく説明し、安心して検査を受けてもらえるよう努めています。
公益社団法人日本診療放射線技師会が認定する「放射線被ばく相談員」の認定取得者も在籍しておりますので、お気軽にご相談ください。