最近は様々な感染症が流行しており、発熱したお子さんがたくさん小児科を受診しています。子どもは熱があがりやすく、体温計で急に39~40度などの数字をみると驚いてしまいますね。子どもが熱を出した時は、まずは顔色を観察してみましょう。にこにこと遊んでいるようであれば慌てて受診をする必要はありませんが、『食べる・寝る・遊ぶ』ができない、また保護者の方からみていつもと様子が異なる場合は、早めに小児科を受診しましょう。
さて、外来ではよく「熱で食欲がない時の食事はどうしたらいいですか?」とご質問を受けます。無理して食事をする必要はありませんが、脱水予防のため、こまめな水分摂取を行いましょう。さらに、脱水と同じくらい怖いのが低血糖です。子どもは体が小さく、大人より低血糖になってしまう危険性が高いです。よって、食事量が減っている場合は、ただの水やお茶ではなく、糖分が含まれた経口補液液やジュースを選ぶことが重要です。ぜひ実践してみてください。