いつも当科の診療にご協力いただきありがとうございます。小児科の須貝太郎です。
新生活、新学期が始まっていますが、新しい環境への適応は心理的、身体的なストレスがかかるものです。子どもたちにとってもそれは例外ではありません。入学、卒業の大きな転換期ではなくても、長期休暇明けは体調を崩す子どもたちが多い時期です。お子様の、普段とは違う言動、表情、体調不良、ご家族が感じる違和感などありましたらいつでもご相談ください。
また、新学期は健康診断の時期でもあります。尿検査は毎学年、心電図検査は小学校、中学校、高校の1年生時に行われます。例えば尿検査で異常所見がある場合、医療機関を受診していただくことになります。受診の目的は、慢性腎不全に移行する可能性のある疾患を診断し、治療に繋げること、他の腎臓疾患を早期発見すること、などがあります。内容は、問診、診察、身長・体重測定、血圧測定、尿検査、血液検査などがあります。腎臓の超音波検査検査が追加となる場合もあります。また、心電図検査(心臓検診)の主な目的は突然死の予防と心疾患の診断です。精密検査が必要となった場合、心電図検査の持参をお願い致します。健康診断で要検査となった場合、お子様の健康のために、必ず医療機関を受診していただくよう、お願いいたします。
今年度もよろしくお願いいたします。