上尾中央総合病院小児科の種市哲吉です。
このたびは4月の上尾小児科便りを担当させていただくこととなりました。
新型コロナウイルス感染症が発生してから約4年が経ちます。この4年間で感染症の流行状況は変化してきました。2020年度は新型コロナウイルス感染症以外の呼吸器感染症はあまりみられませんでした。2021年度ではRSウイルス感染症が流行し、2022年度ではヒトメタニューモウイルス感染症や手足口病などが流行しました。そして2023年では、季節性インフルエンザウイルスが出始めました。
この2、3年で「新型コロナウイルス感染症かそうでないか」から「こどもたちがかかる様々な感染症に新型コロナウイルス感染症が仲間入りした」という印象でしょうか。
予防接種についてもこの4月から変わるものがあります。4種混合ワクチンが生後3か月から開始でしたが、この4月から生後2か月から接種になります。
このようにこどもたちを取り巻く環境は時々刻々と変化していきます。いま何が流行しているのか、どのように対応していけばいいのかなどお役にたてる情報を提供できればと思います。
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