今年も残すところあと僅かとなり、本格的な寒さになってきました。小児科外来では感染性胃腸炎が流行しています。夏から流行を続けていたRSウイルス感染症は減少傾向です。また、上尾市の新型コロナウイルス感染症の新規患者数は1日およそ200人と高い水準が続いており、季節性インフルエンザ感染症も報告されるようになっています。このまま感染拡大が続くと年末年始に医療機関に受診できない恐れもありますので、医療用新型コロナウイルス抗原キット、風邪薬や解熱剤を準備しておくと良いでしょう。
小児の新型コロナウイルス感染症では発熱、咽頭痛、咳嗽、倦怠感などの感冒症状に加えて、嘔吐下痢などの胃腸炎症状、クループ症候群や熱性痙攣などが見られることがあります。基礎疾患のない子どもでは、ほとんどが1週間以内に自然に治癒します。食事や水分が摂れていれば自宅でゆっくり静養しましょう。
年末年始の小児科救急体制および小児科救急外来受診時のお願いをホームページに載せました。ご協力の程よろしくお願いいたします。
それでは皆さまに良い年が訪れますようにお祈りいたします。
2022年12月の上尾小児科便り
2022.12.01
小児科(上尾小児科便り)