A型インフルエンザが猛威を振るっていましたが、少しピークを超えたように思います。しかし、小さなお子さんやお年寄りがいらっしゃるご家庭では、引き続き手洗い、うがいなど感染防御を心がけてください。
2月は節分がありました。この時期、小児科医は気道異物が心配になります。母子手帳には乳幼児に直径およそ3cm以下の物を与えないように書かれています。誤って気道に吸い込んで窒息のリスクがあるからです。もっと小さいものは気管から気管支に吸い込まれて、喘鳴や下気道感染の原因となります。最悪の場合、低酸素性脳症や肺葉切除が必要となるケースもあります。最近では、袋入りの大豆や、殻付きの落花生をまく施設も多いようです。ご家庭でも、大豆、ピーナッツ、枝豆などの豆やナッツ類は、3歳以下のお子さんに与えない、大人もお子さんの前で食べないように気をつけてくださいね。
病棟の飾り付けは、春が待ち遠しい感じになっています。
2019年2月の上尾小児科便り
2019.02.01
小児科(上尾小児科便り)