2024年になりました。
こどもたちを取り巻く環境では、季節性インフルエンザ、新型コロナウイルスだけでなく、通常は夏に流行するアデノウイルスや溶連菌も流行し、季節感がめちゃくちゃな状況になりました。「こないだインフルエンザAにうちの子かかりましたけどまたインフルエンザAですか?」という会話もあったかと思います。また、抗生物質やかぜ薬などの薬の供給制限もあり、「溶連菌が陽性でしたので、抗生物質を出します。本当は〇〇を処方したいのに薬局には在庫がないので□□にしますね」、「吸入のお薬出したいのですが、在庫がないので、ほかのお薬を出しておきますね」などといったセリフを聞かれた方もいらっしゃると思われます。こどもたちはこのように様々な影響を受けています。
“かぜなのか、かぜではないのか”、“次どのようになったら受診すればいいのか”
親御さんが気になるのはこれらのようなことかと思われます。
一般的には、せき・はなみず・熱などの症状は、かぜの自然経過であれば通常2~3日でピークをこえ、7日くらいで治るとされています。なかなかよくならないときは無理せずご相談ください。また、顔色が悪い、ぐったりしている、水分も飲めない、呼吸が苦しくて眠れないなどの症状は、早めに受診してください。 2024年もよろしくお願いいたします。