今年も残すところあと3か月となりました。秋になり、ニュースでもちらほらインフルエンザの話題が出始めました。本格的な流行期に向け、インフルエンザワクチンの重要性を説明していきます!
インフルエンザウイルスは、重症化すると肺炎やインフルエンザ脳症といった合併症引き起こすことがあります。特に、小児ではそのリスクが高くなるため、ワクチン接種は非常に重要と考えられています。ワクチン接種により、インフルエンザの発症を抑えたり、重症化のリスクを減らしたりすることができます。また、すでにインフルエンザに罹患した場合もワクチン接種が有効です。例えば、インフルエンザA型に罹患した場合、今後インフルエンザB型に罹患する可能性があるため、ワクチン接種による恩恵は十分に受けることができると考えられています。
南半球のオーストラリアでの流行状況が、その年の日本での流行の予測に有用とされており、今年は過去5年平均と比較して感染者数が多いとのことでした。昨年と同様に、今年も大きな流行が予測されます。
当院でのワクチン接種は、中学生以上は10月から、1歳から小学生までは11月から健康管理課(小児科外来ではありません)で行います。詳細は病院ホームページでお知らせしています。手洗いうがいや、マスク着用といった対策に加え、ワクチン接種を行うことでインフルエンザに備えましょう。