小児外科｜上尾中央総合病院

小児外科について

特色

ごあいさつ

2014年に診療を開始してから、これまで多くの子供たちに来院していただきました。病気の子供は、泣くことしかできないこともありますので、病気の見落としがないように丁寧な診察を心がけています。
小児の外科の病気は成人の病気とは全く異なります（たとえば胃がんや大腸がんは小児にはありません）。小児にしかない特殊な病気も多く、また、小児の体は成人のそれとは異なり発育・発達の途中にあるため臓器の機能が未熟です。したがって、小児の手術は小児の外科疾患と小児の特殊性についての専門知識を持ち、専門のトレーニングを受けた小児外科医が行うことが望ましいと思われます。
子供たちの健康と幸福を願いながら、低侵襲の手術を常に心がけています。
小児外科を通じて、地域医療のさらなる充実に寄与していければ幸いです。

小児外科科長江村隆起

特色

小児の鼠径ヘルニアに対する手術を、より安全・確実に行うため、新たな手術道具と手術法を開発し、良好な成績を収めています

鼠径ヘルニアは、子供達の手術の原因として最も多い病気です。男の子では、精管（精子の流れる管）に近いところを手術することになるのですが、その際に精管を傷つけると不妊症になってしまうことがあります。鼠径ヘルニアの手術も傷口が小さい腹腔鏡手術が一般的になりましたが、傷が小さいことと安全なことを両立させることが必要です。私たちは、小児の鼠径ヘルニアの腹腔鏡手術を、小さな傷で安全に行うために、新しい手術道具と手術法を開発し、良好な成績をおさめています。

ひとりひとりにマッチした最良の治療を目指しています

治療方針はご家族と話しあい、治療法を選択していただきます。

小児の手術に対して、経験豊富な医師が診察しています

小児外科専門医・小児泌尿器科認定医であるスタッフ2名が、診療を担当しています。

教育・研修・研究

外科専門医の取得

外科専門医の取得には小児の外科疾患を一定数以上経験することが義務付けられています。当院で研修される外科志望の先生方の専門医取得にも役立つものと思われます。

学会活動

小児外科に関するたくさんの学会で活動し、日々進歩する医療の最新情報を入手し、臨床に取り入れることに力を入れています。

科長

江村隆起

えむらたかき

埼玉医科大学病院客員教授
母子保健研修センター助産師学校非常勤講師
中林病院助産師学院非常勤講師

取得資格

日本小児外科学会小児外科専門医・指導医
日本小児泌尿器科学会専門医
日本外科学会外科専門医
厚生労働省がん診療に携わる医師等に対する緩和ケア研修会修了
医師の臨床研修に係る指導医講習会修了

外来担当医表

診療時間	月	火	水	木	金	土
午前診						第1・3週江村*
午後診		江村*		江村*

女性医師は赤字で表示しています

*がついている医師は予約が必要です。

外来受付時間	平日午前8:00～12:00、午後12:05～16:30（土曜日は午前のみ）
診察開始時間	平日午前9:00～、午後14:00～（土曜日は午前のみ）
休診日	日曜日、祝日、年末年始