聴性脳幹反応(ABR)とは
聴覚神経系を刺激して得られる電位を頭皮上で記録したものです。音刺激で発生する6〜7個の電位により構成されます。波形の状態から異常部位を判断することが出来ます。
検査内容
ABRは意識状態、睡眠状態の影響をうけにくい事から幅広く応用されています。
- 難聴の有無
- 脳幹障害の診断(聴神経腫瘍、意識障害、多発性硬化症、脳死の判定等)
- 新生児の聴力検査
聴性脳幹反応(ABR)でわかること
検査方法
頭に電極(数本)とヘッドホンを装着し、音を聞いていただきながらベッド上安静にて検査をします。
音刺激による痛みなどはありません。
その他
食事制限等はありません。
1時間程で終わる検査です。
事前にトイレを済ませてください。