在宅復帰のためのリハビリ
「早期の在宅復帰」と「退院後の地域での自分らしい生活」を目指し、医師の指示のもと個別性に応じた介入を早期から開始し、退院後を見据えた運動療法や福祉用具・環境調整を院内外の多職種連携にてよりよい形での在宅復帰を目指しております。
健康保険証を確認する窓口
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入院から退院の流れ
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リハビリテーション
専門医の指示に従い、各分野の理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が介入します。病棟やリハビリテーション室を使用し、超早期からリハビリテーションを開始します。リハビリテーション計画を本人又はご家族に説明することで、入院中の状態や退院目標を共有させて頂きます。
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カンファレンス・回診
退院調整が必要な場合は、医師・看護師・ケアマネジャー等と情報共有し、最適な支援に向けて調整を行います。
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退院支援
創部や全身状態に対する医師の見解を確認し、必要に応じてリハビリ計画の再考を図ります。装具が必要な患者さんには具体的な装具設定について専門職が協議することがあります。
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家屋評価
ご自宅での生活に向けた最適な支援に向けて、看護師・ケアマネジャー等と実際に伺わせていただくことがあります。
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退院・転院
おいしく楽しい食事
病院食の役割
朝夕に選択メニュー
毎日の朝食と夕食に、選択メニューをご用意しています。朝食は「ご飯献立」「パン献立」から、夕食は大皿からお好きな料理を選んでいただけます。
特別メニュー(たんぱく質強化料理1品プラス)
たんぱく質強化料理1品プラスは、筋肉維持・増強・栄養改善を目的に考案したメニューで、病院食にプラス1品、食事療養費+自費でご注文いただけます。
食欲がない時や、普段と違う雰囲気を味わいたい時にも是非ご利用ください。
患者さんからのご希望や季節に応じてリニューアルを行っています。
リクエストメニュー
メッセージカードに寄せられる患者さんが「食べたい!」と希望するメニューを献立に取り入れ、月2回提供しています。2023年度は「推しメシ!」と題して、患者さんから色々な場面での一押しメニューを伺い、、月1回提供しています。
月2回のお楽しみ食
クリスマスなどのイベントや四季折々の季節に合わせた食事を月に1~2回、メッセージカードを添えてお出ししています。
パワー食(上尾中央総合病院オリジナル)
全体量を常食の2/3量に減らし、オリーブオイル、プロテインおよび中鎖脂肪酸オイル、経腸栄養剤を自然な形で取り入れた当院独自のお食事です。食が細くなった高齢患者さんや術後の患者さんに栄養を強化する目的で考案しました。1日あたり1950kcal、炭水化物210g、たんぱく質75g、脂質88gを摂取できます。
1日で強化した食品
プロテインパウダー | 20g |
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中鎖脂肪酸オイル | 20g |
オリーブオイル | 20g |
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経腸栄養剤 | 125mL |
ポピー食=緩和ケア食
小さい器に小ぶりに盛り付け、食欲がない場合にでも負担がかからない工夫をしています。*ポピーには、「思いやり」という花言葉があり、名づけました。
クリニカルサービス
入院・外来栄養指導の実施
低栄養や摂食嚥下、生活習慣病等食事療法が必要な方々を対象に毎日栄養指導を実施しています。握力を計測し、フレイル・サルコペニアの評価に基づいた栄養管理を行っています。
NST(ニュートリション・サポート・チーム)による栄養管理
医師・看護師・管理栄養士・薬剤師・臨床検査技師、そして摂食嚥下の機能評価を行う言語聴覚士などの各専門のスタッフがそれぞれの知識や技術を持ち寄り、患者さんに最もふさわしい栄養療法(経口、経腸、静脈栄養)
を選択し、栄養状態を良好に保つことを目的として活動しています。
現在はInBody(体成分分析装置)を使用して、サルコペニアでないか、むくみの程度や各部位の筋肉量はどうか、などを計測しながら、栄養評価をおこなっています。
栄養相談
医師の指示内容に基づき、患者さん一人一人に合わせた食生活のアドバイス、サポートをいたします。