心電図とは、心臓の電気的な活動を記録したものです。
不整脈や虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)の有無、高血圧に伴う心肥大やその他心臓病の診断に役立ちます。
胸と手首、足首を出し、ベッドに仰向けに寝ていただきます。
両手首・足首を電極で挟み、胸に6個の電極を付けます。
力が入っていると正確な記録が出来ませんので、リラックスして寝てください。
検査時間は、5分程度です。
しかし、不整脈や狭心症はいつ起こるか判らないため、数十秒の心電図検査では異常が発見できない事が多いです。そこで携帯型の小さな装置・ホルター心電図で24時間連続して心電図を記録してコンピュータで解析、診断することで、心電図変化をとらえる可能性が飛躍的に高くなります。
胸に5個のシール状の電極を貼り、持ち運び可能な小型の機械を身につけていただきます。
装着時間は10分ほどです。
機械をぶつけたり落としたりする可能性のある激しい運動と、入浴は避けてください。
胸毛のある方は、あらかじめ処理をお願いします。
マスター負荷心電図とは、運動する事により心臓に負荷を与え、安静時では認められない不整脈や狭心症などを誘発し、その心電図変化を記録するものです。
年齢、体重、性別から決められた回数を音に合わせて、2段の階段を1分30秒または3分間上り下りします。
検査時間は10分程度です。
足・腰の悪い方は事前に申し出てください。
検査中に胸が苦しくなったりしたらすぐに申し出てください。