核医学検査とは
RI検査とも呼ばれ、特定の臓器や組織に集まりやすい性質を持った放射線の出るお薬(放射性医薬品)を患者さんに投与します。投与されたお薬が、目的の臓器や組織に集まったところで、放射線を専用の機械を用いて体外から検出し、放射線の分布を画像化します。また、検査に使用するお薬はごく少量のため、少ない放射線量で検査が可能です。
核医学の検査には、脳、心臓、肺、肝臓、腎臓、骨、内分泌系など、色々な場所の病態や代謝、機能を診断するのに用いられます。また、検査だけではなく治療にも用いられ、去勢抵抗性前立腺がんに対する治療に用いられます。
当院の核医学検査
当院の核医学検査は、2001年に新規開設されています。
核医学装置は、SIEMENS社製 SymbiaEvoExcel、E.CAM180、(2検出器)が設置されており、技師2名にて検査を行っております。30種類以上の検査を行っており、検査によっては至急対応も可能です。骨シンチグラフィをはじめ、心筋負荷シンチグラフィ、脳血流シンチグラフィ、肺血流シンチグラフィなど、全身または各部位の検査を全身撮影法やSPECT(断層撮影)の方法を用い検査を行っています。