プレホスピタル心電図とは、病院に搬送される前に救急の現場で救急隊が記録する心電図のことです。あらかじめ現場から病院に心電図を送っておくことによって、急性心筋梗塞などの重症の患者の治療成績が改善することが知られています。当院は地域の救急隊と協力して2016年からプレホスピタル心電図伝送システムを運用してきましたが、この3月に通算の件数が1,000件に到達しました。これを受けて、去る8月30日に当院の中村記念講堂にてプレホスピタル心電図伝送1,000例記念祝賀会を開催し、上尾市消防本部および埼玉県央広域消防本部の皆様に感謝状と記念品を贈呈しました。当日は消防庁救急企画室長の高野一樹様や自治医科大学さいたま医療センターの藤田英雄教授の他多くのご来賓の皆様のご参加をいただき、循環器内科の小橋副科長から1,000件までの歩みを報告しました。当院はこれからも地域の皆様の命を守るために、救急隊の皆様とともに歩み続けてまいります。
プレホスピタル心電図伝送件数が1,000件に達しました
2023.09.19
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