診療情報(診療記録)の提供および開示に関しましては、医療従事者の重要な責務です。当院では診療情報を積極的に患者様に提供し、共有することによって、相互に信頼関係を築き、より質の高い開かれた医療を提供することを目指しています。
1.診療情報の利用目的
- 患者様、利用者様へ適切な医療サービスの提供のため
- 病院事務・管理を適切に行うため
- 法令・行政上の業務への対応のため
- 保険請求業務のため
- ご家族への病状説明
上記に示した以外に、医療の質向上や医療従事者の育成を目的として、次のような利用を行なう場合があります。
- 当院内部において行なわれる医学・看護学等への症例研究
- 当院内部において行なわれる院内の事故防止および医療の質向上のための研究
- 当院内部において行なわれる学生の実習への協力
- 外部監査機関への情報提供
- 法執行機関や弁護士への協力
2.手続き
診療情報の開示は、原則としてご本人に開示します。あらかじめ諸手続きが必要となりますので、よろず相談所にお申し出ください。ご本人以外の方が、診療情報の開示を希望される場合は、ご本人のプライバシーを尊重することから、確認の手続きが必要となります。何れにしても開示できない場合は、その理由をご説明させていただきます。
開示手続きには以下の文書が必要となります。よろず相談所へお申し出ください。
- 診療情報開示申込書
- 本人又は代理人であることを確認できる公的文書(運転免許証など)
3.費用
診療記録の開示には別に定める費用をご負担いただきます。詳細に関しましてはよろず相談所にてご確認ください。
4.相談窓口
個人情報に関する問合せ、相談、苦情に関する窓口は、よろず相談所にご連絡ください。また、当院は個人情報保護法(第37条第1項)による次の「認定個人情報保護団体」の対象事業者です。第三者による解決が必要な事項に関しましては本団体にご相談ください。
認定個人情報保護団体:一般財団法人 日本情報経済社会推進協会 個人情報保護苦情相談室
〒106-0032 東京都港区六本木一丁目9番9号 六本木ファーストビル内
個人情報苦情相談窓口
電話 0120-700-779 / 03-5860-7565
5.保有個人データの安全管理のために講じた措置
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基本方針の策定
個人データの適正な取扱いの確保のため、「個人情報保護基本規程」、「個人情報保護監査規程」を策定し、質問及び苦情対応窓口として「よろず相談所窓口」を設置しています。 -
個人データの取扱いに係る規律の整備
取得、利用、保存、移送、消去・廃棄等、段階による取得方法、責任者・担当者及びその任務等について個人データの取扱い規程を策定しています。 -
組織的安全管理措置
個人データの取扱いに関する責任者を設置するとともに、個人データを取り扱う職員及び当該職員が取り扱う個人データの範囲を明確化し、法令や規程に違反している事実又は兆候を把握した場合の責任者への報告連絡体制を整備しています。 -
人的安全管理措置
個人データの取扱いに関する事項について、職員に定期的な研修及び試験を実施しています。個人データについての秘密保持に関する事項を就業規則に記載しています。 -
物理的安全管理措置
個人データを取り扱う区域において、職員の入退室管理及び機器等の持ち込み・持ち出しの制限を行なうとともに、権限を有しない者による個人データの閲覧を防止する措置を実施しています。個人データを取り扱う機器、電子媒体及び書籍等の盗難又は紛失を防止するための措置を講じるとともに、当該機器・電子媒体等を持ち運ぶ場合、容易に個人データが判明しないよう措置を講じています。 -
技術的安全管理措置
医療情報システムの安全管理に関するガイドラインに則り、個人データを取り扱う情報システムに対するアクセス制限を実施し、外部からの不正アクセス又は不正ソフトウエアから保護する仕組みを導入しています。
お問い合わせ窓口
窓口 | よろず相談所(総合受付内) |
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TEL | 048-773-1111(代表) ※お電話後、よろず相談所へご連絡ください。 |
メール | yorozu@ach.or.jp |
制定:2006年7月23日
改訂:2024年10月1日
医療法人社団愛友会 上尾中央総合病院
院長 徳永 英吉
個人情報保護管理者 佐藤 聡