病棟紹介

一般病棟

当院の一般病棟は、急性期一般入院基本料1、小児においては小児入院医療管理料2の基準により7:1の看護配置を行っています。勤務は2交代制で、24時間体制の入院の受け入れを行っています。病院の理念、看護部の方針に基づき、安全な療養環境と質の高い看護サービスの提供を目標に取り組んでいます。
急性期一般病棟として、13単位の病棟を有しています。

病棟のご案内

急性期一般病棟として、13単位の病棟を有しています。

4A病棟(心臓血管センター)52床:循環器内科・心臓外科・血管外科

心臓血管センターでは、急性冠症候群(心筋梗塞や狭心症)をはじめ、不整脈、弁膜症、大血管疾患の患者さんを受け入れています。
急性期看護や周術期看護、社会復帰を見据えた生活指導など慢性期看護も行っています。
近年では、心不全終末期における緩和ケアも開始しており、循環器領域の幅広い看護を提供しています。

5A病棟 52床:消化器内科・総合診療科・循環器内科

消化器内科・総合診療科など内科系の患者さんを受け入れており、消化管出血、腸閉塞、誤嚥性肺炎など様々な疾患に対応しています。高齢の患者さんも多く、私たちの看護介入がなくては生活できない方が多く入院しています。そのため経管栄養や食事介助、清潔保持などの看護技術も学ぶことができアセスメント能力と看護技術両方の取得が可能です。

6A病棟 52床:脳神経外科

脳腫瘍、クモ膜下出血、脳出血、脳梗塞等の患者さんを受け入れています。
手術の有無に関わらず、脳疾患を患った患者さんの急性期から回復期にかけての看護を行っています。意識障害や麻痺等により日常生活動作に援助が必要な患者さんが多く、退院後の生活に至るまでの援助を必要とするため、多職種とも連携を図り、退院支援にも積極的に関わっています。

7A病棟 52床:整形外科・婦人科・乳腺外科・皮膚科・眼科

整形外科・婦人科・乳腺外科・眼科の外科系と皮膚科の患者さんを受け入れています。
手術前後の急性期看護、リハビリ期、退院に向けた調整などを実践しています。乳腺外科では化学療法を実施しています。
外科系混合病棟であるため、多岐にわたる周術期看護を実践しています。

8A病棟 52床:消化器内科

消化器系悪性腫瘍・食道静脈瘤・胃、十二指腸潰瘍・胆肝膵の炎症性疾患などの患者さんを受け入れています。
肝細胞癌に対するラジオ波焼灼術や内視鏡検査・治療をはじめとする内視鏡前後を含めた幅広い消化器看護を提供しております。

9A病棟 52床:総合診療科・脳神経内科

主に総合診療科・脳神経内科の患者さんを受け入れしています。
誤嚥性肺炎や敗血症、脳梗塞・脳炎などの他、多くの疾患の患者さんの看護を提供しております。

10A病棟 53床:血液内科・腫瘍内科・糖尿病内科・呼吸器内科

血液内科・呼吸器腫瘍内科・腫瘍内科を主科とし、がん看護が特徴です。化学療法がメインとなりますが放射線治療や終末期看護も行っております。輸血も多く実践しています。また、糖尿病内科もあり血糖測定やインスリン注射など、患者さんとご家族へ指導を行っております。

1B病棟(救急病棟)18床:全診療科

救急初療看護科は1B病棟、ER、血管造影室の3部署で1看護単位となっています。
1B病棟は救急病棟として緊急入院を必要とする全診療科の患者さんを受け入れています。急性期患者さんの容態変化など、家族支援も含め迅速に対応しています。入院後は速やかに当該病棟への転棟調整し、緊急入院が可能なベッドの確保に努めております。

5B小児病棟 17床:小児科・小児外科

一般床16床、新生児病室1床の小児全科を対象とした病棟です。小児科外来と病棟が一元化となっており外来、病棟、新生児病室、小児救急車対応と多くの業務を段階を追って学ぶことができます。小児科では肺炎・気管支炎・胃腸炎などの感染症や川崎病、食物負荷試験、小児外科では鼠経ヘルニアや停留精巣などの内視鏡的手術を行い、長期休暇中などは他科の周手術期の患児も多く来院します。

7B病棟 50床:整形外科・循環器内科

整形外科では変形性膝関節症・変形性股関節症・大腿骨頚部骨折・大腿骨転子部骨折・頚髄症・腰部脊柱管狭窄症など年間1,100件の手術実績があり、その半数を当病棟で受け入れています。
循環器内科ではCAG(冠動脈造影)・EVT(経皮的末梢動脈形成術)・ペースメーカー(埋込術・ジェネレーター交換)を年間300件受け入れています。

8B病棟 50床:外科・呼吸器外科

年間1,500件以上の手術実績があり、手術適応の様々ながん・気胸・消化管穿孔・胆のう炎・鼠径ヘルニア・虫垂炎などの患者さんを受け入れています。消化器系・呼吸器系の疾患で手術を行う患者さんの術前・術後の看護・治療にあたります。
周術期看護だけでなく、ストーマケア指導、化学療法・放射線治療に対する看護を実践しております。

9B病棟 51床:泌尿器科・腎臓内科

泌尿器科では膀胱がん・前立腺がん・腎がんなどの腎泌尿器系の悪性腫瘍、尿管結石・骨盤臓器脱の手術など周術期の患者さんを多く受け入れています。また、化学療法・放射線治療・緩和医療と段階に応じた治療や看護を学ぶことが出来ます。腎臓内科ではシャント造設から透析導入、急性増悪時の緊急入院対応等の看護をを学ぶことが出来ます。確定診断のための腎生検も行っています。

10B病棟 48床:耳鼻いんこう科・形成外科・歯科口腔外科・泌尿器科・循環器内科(フット)・美容外科

耳鼻いんこう科・頭頸部外科・形成外科・歯科口腔外科の外科系と循環器内科(フットケア)の患者さんの受け入れをしています。耳鼻いんこう科・頭頸部外科では、手術のほかに化学療法や放射線療法など様々な治療を行っています。またプライマリー看護師を中心に吸引や気管孔の管理などを指導しながら退院を目指します。

2024年5月現在

回復期病棟

回復期リハビリテーション病棟入院料1の施設基準を取得しています。
患者さんの機能回復のみならず退院後の日常生活場面を想定したリハビリテーションを提供する病棟です。家庭復帰を目的としたリハビリテーションプログラムを医師、看護師、理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)等が共同で作成し、これに基づくリハビリテーションを集中的に行います。患者さんのできるADL獲得のため、ADLの向上を目標に多職種が連携し、患者さんに合わせた日常生活動作の援助を行います。
また、回復期のリハビリテーションに特化したセラピストが常駐しているため、リハビリ訓練で出来たことを生活の場でも継続できるように多職種で連携を取っています。多職種ケースカンファレンスを行いながら、患者さん一人一人の日常生活自立度を看護職員全員が把握します。さらに、退院支援として、自宅での生活が困難な場合には、家屋改修や介護用品の提案をし、必要に応じて担当セラピスト・MSWと連携をとり、訪問看護・訪問リハビリ・介護保険などを利用し、家庭復帰に向けての社会制度などの情報提供・社会支援を行います。その他、専任の管理栄養士1名の常勤配置がされ、栄養バランスの整った食事を提供し入院生活を支えています。

産科病棟

妊娠・出産を中心としたそれぞれのライフステージにある女性を対象に産婦人科看護を実践しています。
出産には助産師と医師がチームを組んで共同で携わり、年間400件程度の新生児が誕生しています。産婦人科外来と病棟が一元化のため、妊娠中の保健指導や助産師外来での3Dエコー、産後のおっぱいのケアや育児相談、骨盤底ケアなど、活躍の場は多岐にわたります。ママさん助産師や中途入職者も多いため、時短勤務やパート勤務、日勤常勤などそれぞれが働きやすい職場をめざしています。
また、より高い専門知識と技術を備えたアドバンス助産師が7名在籍し、妊婦・産婦・患者さんに様々なアドバイスを提供しています。
「安心して出産できた」「優しくアドバイスがもらえた」「バースプランにそった希望通りのお産ができた」「意向に沿ってかかわってもらえた」などなど産婦さんたちからのお褒めの言葉も多くいただいています。明るく優しく丁寧でまじめで頑張り屋の助産師達と一緒にみんなの笑顔を引き出すケアをしていきましょう!   

教育体制

助産師ラダーを設置しています。一人で分娩介助ができる、助産師外来ができる、助産管理ができるなどを目標にした助産師研修プログラムと、アドバンス助産師申請のための必須研修を計画的に受講できるようにバックアップしています。

緩和ケア病棟(PCU)

緩和ケア病棟では、体の痛みや息苦しさなどの苦痛を和らげるための疼痛緩和治療、不安や、せん妄症状などの精神的ケアを提供しています。さまざまな科のがんを学ぶことが出来ます。また看取りだけでなく退院支援も行います。患者さんだけではなく、家族ケアも介入します。家族とともに患者さんの『生ききるを支える看護』を心がけています。多職種との病棟カンファレンスを週2回、デスケースカンファレンスを週1回行い、看護の振り返りやスタッフのグリーフケアにも繋げています。
当院の緩和ケア病棟には認定看護師1名が所属しています。より専門的な知識や技術を深め、患者さんと、そのご家族の苦痛が少しでも和らぐような関わりを行っています。またPCT(緩和ケアチーム)による多職種カンファレンス、緩和ケア回診を毎週金曜日に行っており、緩和ケア病棟以外の病棟も横断的に関わっています。

集中治療室(ICU・HCU・CCU)

ICU/CCUは「生命の危機に瀕した重症患者を、24時間を通じた濃密な観察のもとに、先進医療技術を駆使して集中的に治療する」こと。そして集中治療室(ICU)とは、その集中治療のために濃密な診療体制とモニタリング用機器、また生命維持装置などの高度の診療機器を整備した診療空間をいいます。
HCU(高度治療室)とはHigh Care Unitの略で、ICUと一般病棟の中間に位置する病棟のことです。ICUに入るほどの高い救急度はないものの、いつ容態が急変するかわからないため、一般病棟でサポートすることが難しい患者さんが入室します。
一般病棟は外科病棟、循環器病棟というように診療科によって細かく分かれていることも多いのですが、ユニットは基本的に全科混合病棟です。さまざまな容態の患者さんに対して、より質の高い医療サービスを提供し、高度な看護を実践するために設置されています。ICUでは2人の患者に看護師が1人、HCUでは4人の患者に看護師が1人付く体制です。24時間を通じてしっかり状態をモニタリングする必要があります。

教育体制

院内のキャリアラダーに加え、集中治療室で必要となる知識・技術を習得し成長していけるよう集中治療室キャリアラダーを設けています。レベルⅠ~レベルⅢまで段階を設け、実践・研修を通し習得してもらっています。また、新人ラダーを作成し、ラダー評価をもとにした教育・行動計画を立てています。中途入職者に対してはステップアッププログラムを作成し、経験を生かした教育を行っています。

CONTACT

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担当者:事務部 人事課・採用担当

jinji@ach.or.jp

(電話受付時間 平日 8:30~17:30 / 土曜 8:30~13:00)

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