管理栄養士を目指す方へ

仕事とプライベートの両立について/リフレッシュ方法

仕事とプライベートの両立は難しい部分もありますが、on/offしっかり切り替えて過ごすように意識しています。私のリフレッシュ方法はバドミントンです。幼少期から体を動かすことが好きで、中学・高校とバドミントン部に所属し、社会人になってからも友人とバドミントンを続けています。思い切り体を動かすことが一番のストレス発散になっています。また、好きなアーティストのライブにもよく行きます。ファンの方たちと一緒に盛り上がるあの空間は最高です！

管理栄養士を目指す人たちへ

病院で働く管理栄養士の仕事は、患者さんと良好な関係を築き、たくさんお話をすることだと思っています。特に栄養指導では、普段の生活を事細かに聞かれ、嫌だなと感じる方も少なくありません。いかに気持ちよくお話ができるかを意識しながら毎日患者さんとコミュニケーションをとっています。まだまだ私自身勉強不足で未熟ですが、少しでも参考になれば幸いです。夢に向かって頑張ってください！応援しています。

耳鼻いんこう科担当として、情熱を注いでいること

私が担当する耳鼻いんこう科には、頭頚部癌に対して手術や放射線化学療法を行う患者さんが多く入院しています。頭頚部とは鼻、口腔、舌、喉を指しますが、治療によって嚥下機能が低下することがしばしばあります。そのため、栄養量を調整するだけでなく、食形態も調整する必要があります。私は摂食嚥下に関する知識が浅いので、その分野のプロである言語聴覚士さんに嚥下造影検査や咽頭の内視鏡像の見方を教えてもらい理解を深めつつ、言語聴覚士さんと共に食事内容を決定していくのが楽しいです。

食に関する得意分野

ビール、ウイスキー、日本酒、…歳を重ねるにつれて飲むものが渋くなってきた気がします。ビールは新商品が発売されたら買うようにしたり、旅行先ではクラフトビールや地酒を必ず買うように心掛けていたら、家にお酒コーナーができてしまいました。ウイスキーと炭酸は常備です。お酒の知識はそれほどありませんが、「ビールならラガーが好き」くらいは言えるようになりたいですね。コロナ禍が明けたことで、同僚や他部署の人たちとの飲みの席が増え、仕事以外の話ができるのも楽しい時間になっています。

管理栄養士を目指す人たちへ

入職して4年目となりましたが、一通りの業務ができるようになり一人前になったかな？と感じる一方で、複雑な症例の栄養管理に難渋したり、学会などでまだ知らない知見があることに気づかされたりしてまだまだ未熟だなとも感じます。勉強してたくさんの知見を身に付けてもこの感覚は一生無くならないと思っています…。ですが、未熟な部分を補いあいながら管理栄養士同士で、または他職種とディスカッションして決めた栄養管理が少しでも治療に貢献された時は大きな達成感があります。未来の管理栄養士であるみなさんとベストな栄養管理を行えることを楽しみにしています。

今一番大変なこと

6年目に入り、病棟業務以外に、新人指導や委員会業務、学会発表、資格勉強など仕事が多岐にわたってきました。1日の仕事を効率よくこなすために、チェックリストを作ってスケジュール調整をするようにしています。どうしても時間調整が難しい時は、先輩や後輩に頼って業務調整をしたりすることもあります。先輩後輩関係なく助け合える方たちと一緒に働けて嬉しいなあと日々思っています。

管理栄養士を目指す人たちへ

食べることが好き！という軽い気持ちで管理栄養士を目指しました。様々な働き方がある中で、病院を選んだのはせっかく取った国家資格を最大限に活かせる職場で活躍したいと思ったからです。医師を始め、看護師、薬剤師、リハビリから患者さんの栄養管理についてひっきりなしに問い合わせや相談がきます。どんな患者さんでも栄養管理はすべての治療の土台であり、管理栄養士は重要なポジションであることを実感しています。管理栄養士という職業を選んで良かったです。夢に向かって頑張る皆さんを応援しています。

NST担当・特定集中治療室担当として、情熱を注いでいること

NSTと特定集中治療室の専任管理栄養士として働いています。NSTでは、患者の治療を支援し、退院後の生活の質を高めるため、栄養管理の課題と提案を積極的に行います。また他職種からみた栄養の課題、解決策を引き出すためのアイデア出し、ファシリーテーションも欠かせません。特定集中治療室では重症患者さんの栄養管理を文字通り入室から退出まで責任を持って早期栄養介入を行います。裁量が大きく、責任も重いですが、多職種連携を通じて日々業務を遂行する環境を築くことができます。

これからどうなっていきたいか、目指しているもの

自分自身及びチームが一人一人の患者さんに向き合ってきたアウトカムを学術集会や講演などでアウトプットしてきました。その中でアウトカムを出すための方法や体制、体制を作るための思考及び試行にも価値があることを感じました。より患者さんに利益を提供できる体制、運用を全病棟、外来、地域に適応していくこと、多くの管理栄養士の模範になることを目指します。そして、アウトプットを通じてできた仲間と共に多施設共同研究や合同研修などをしていきたいです。

管理栄養士を目指す人たちへ

病院で働きたいと思ったその瞬間から準備を始めましょう。特別な準備よりは、日々人の幸せと食事、栄養との関係、誰かが困っていること、自分の強みや弱みについて考える習慣を持ってみてください。
また、「Humility（謙虚）」、「Respect（尊敬）」、「Trust（信頼）」がチーム作りには大事になります。どれも他者がいて成立する言葉です。
素敵な人達が、管理栄養士のスキルを活かして、多くの患者さんのために働いて貰えると嬉しいです。