研修風景
入職オリエンテーション
4月1日からの1週間を、入職時のオリエンテーションに充てます。午前中は院内の規定や診療上必要な知識の取得等の座学、午後は手技の基礎などの実技を学ぶプログラムとなっています。
2022・2023年度の様子(抜粋)
入職式
院内入職式のあと、グループ全体の入職式に出席します。グループ病院の研修医と顔を合わせることができる貴重な場でもあります。
BLSプロバイダーコース
AHA公認BLSプロバイダーコースを受講し、救命救急の基本を振り返ります。
感染管理講習
患者さんはもちろん、自分の身を守るためにも、感染管理をきちんと理解し実践することが重要です。本講習では座学だけでなく、手指衛生や防護具着用の実習も行います。
医療安全講習
院内の医療安全体制についての講義から、インシデント・アクシデント発生時の報告手順、ハイリスク薬の事例紹介など、多岐にわたる講義を受けます。感染管理・医療安全は初期研修期間中に定期的なフォローアップがあります。
採血・ルート確保実習
人に針を刺すという行為は大変緊張するものです。現役看護師から指導を受けながら、研修医同士で採血・ルート確保を行います。
縫合実習
BasicコースとAdvancedコースに分けて実施します。
研修ローテート表の作成
臨床研修委員会委員長から経験目標・到達目標の説明を受けたあと、プログラム説明会の情報を参考に、研修医同士で年間予定を調整しながら研修科のローテートを組み上げていきます。2年次研修医が立ち会うので、疑問点が生じた場合にも指導医・研修医双方の立場からアドバイスを受けることができます。
挿管講習・CV講習
患者さんへ挿管を行う前段階として、シミュレータを用いた講習を行います。
電子カルテ操作講習
システム担当者からの操作方法の講習を受けた後、2年次研修医が用意したシナリオを基に、ロールプレイを行います。電子カルテの操作だけでなく、患者さんへの接し方、聴取のHowToを学ぶことができます。
入職オリエンテーションの内容は、研修医からのアンケート結果を基に、毎年見直しを行っています。
ハンズオンセミナー(エコー研修)
2023年4月11日実施
超音波検査室研修に臨む際に円滑に研修が進むよう、腹部・心臓超音波のスクリーニング技術の習得を行うことを目的とし、日曜日を使用して、臨床検査技師主催のハンズオンセミナーが行われます。
勉強会
症例検討会
全職種を対象としてそれぞれ年間数回実施されます。
CPC・正しい薬の使い方勉強会
全職種を対象として、それぞれ年間5回実施しています。
研修医CPC
医師を対象として、月1回実施しています。
研修医のためのレクチャー
1年次を対象に様々なレクチャーを実施しています。
人工呼吸器
図書の使い方
電子ジャーナルの操作方法を含めた図書室の利用法の講習です
栄養
水・電解質輸液、静脈栄養について学びます。
内科1次救急当直
内科1次救急の業務に入る前に業務、トリアージ、模擬診察について学びます。
専門医制度とその後のキャリアについて
市中と大学の違いなど、卒業後の進路についてのレクチャーです。
業績報告
毎年4月に内科学会総会・講演会・医学生・研修医のことはじめに参加しています。
第681回 日本内科学会関東地方会 関東地方会奨励賞
2022年 | 関場 智啓 | 糖尿病性ケトーシス、代謝性アルカローシス、低カリウム血症を契機に発見された下垂体macroadenomaを作ったCushing病の1例 |
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内科学会 ことはじめ 優秀演題賞
2021(第118回) | 裴 賢哲 | Streptococcus bovisによる急性感染性電撃性紫斑病の一例 |
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2021(第118回) | 福田 雪子 | 早期診断・治療により良好な経過を辿った単純ヘルペス脳炎後抗NMDA受容体脳炎の一例 |
2019年(第116回) | 岸 匡蔵 | SGLT2阻害薬と糖質制限食を併用し糖尿病ケトアシドーシスをきたした3症例 |
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2018年(第115回) | 隅本 輝 | 乳び胸を合併した成人T細胞白血病リンパ腫の1例 |
2017年(第114回) | 倉田 原哉 | 急激な経過を辿ったMELASの1例 |
2017年(第114回) | 山根 史嗣 | デュロキセチン(SNRI)内服中に低ナトリウム血症と急性緑内障発作を認めた1例 |
修了式
晴れて臨床医としての第一歩を踏み出す修了生の2年間の努力を讃え、拍手で送り出します。
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