病院薬剤師を目指す方へ

薬剤部のご紹介

上尾中央総合病院薬剤部では、保険点数化される前から患者さんへの服薬説明を行い、1988年(昭和63年)の保険点数化を機会に、調剤中心の業務から薬物治療計画の参画や、薬物療法の結果に責任を持つ業務へと発展しました。

2008年(平成20年)から全病棟に薬剤師を配置し、薬剤が使用される全ての入院患者さんに薬剤師が関わる体制を構築、2012年(平成24年)に新設された病棟薬剤業務実施加算の届出を行っております。詳細は、上尾中央総合病院薬剤部の業務の振り返りをご覧ください。

歴代の薬剤師から学びを得た、「時代が変わっても変わることの無い病院薬剤師としての姿勢」を継承し、これからの社会のニーズに合った業務を展開して参ります。

上尾中央総合病院薬剤部の業務の振り返り

年月 薬剤師に関わる診療報酬や法の変化 上尾中央総合病院薬剤部の主な変化 4月時点の在籍薬剤師数
2024年
(令和6年)
6月:がん薬物療法体制充実加算・薬剤業務向上加算 新設 6月:診察前面談の積極的な実施 68名
2023年
(令和5年)
7⽉:救急室に薬剤師を常駐 75名
2022年
(令和4年)
周術期薬剤管理加算 75点/回 新設 73名
2021年
(令和3年)
3月:日本臨床腫瘍薬学会 がん診療病院連携研修病院に認定 68名
2020年
(令和2年)
病棟薬剤業務実施加算
一般120点/回/週
ICU100点/回/日
65名
外来化学療法加算 連携充実加算 新設 5月:がん病診薬連携 研修会を開始
9月:薬剤師法25条の2の2項に「継続的」等が追記
2019年
(令和元年)
新コアカリキュラム実務実習開始 61名
2018年
(平成30年)
抗菌薬適正使用支援加算 新設
100点/回/1入院
臨床研究法施行
抗菌薬適正使用支援のチームに専従の薬剤師を配置 67名
7月:上尾伊奈薬剤師連携研究会を発足
2017年
(平成29年)
1月:B館二期工事竣工
外来化学療法室にアイソレーターを設置
73名
4月:日本病院薬剤師会 がん薬物療法認定薬剤師研修事業 研修施設として認定
2016年
(平成28年)
薬剤管理指導料
325or380点/回 4回/月
72名
病棟薬剤業務実施加算
一般100点/回/週
ICU80点/回/日
2015年
(平成27年)
7月:おくすり外来を開設 60名
2月:AMG薬事研究会事務局を当院薬剤部内に設立
2014年
(平成26年)
がん患者指導管理料3 新設
200点/回
がん患者指導管理料3 算定開始 49名
5月:B館一期工事竣工
6月:薬剤師法25条の2に「指導」等が追記
12月:上尾中央総合病院50周年
2013年
(平成25年)
42名
2012年
(平成24年)
6年制薬学課程を履修した薬剤師が入職 41名
病棟薬剤業務実施加算 新設
100点/回 1回/週
病棟薬剤業務実施加算 算定開始
2011年
(平成23年)
5月:注射薬自動払出システム導入 36名
2010年
(平成22年)
長期実務実習開始 41名
2009年
(平成21年)
47名
2008年
(平成20年)
薬剤管理指導料
325or380or430点/回 4回/月
7月:ICUを含む全15病棟に薬剤師を配置 48名
7月:治験事務局を設立
2006年
(平成18年)
6年制薬学課程開始 *
2004年
(平成16年)
薬剤管理指導料
350点/回 4回/月
医薬分業 *
1998年
(平成10年)
GCP完全実施 *
1994年
(平成6年)
薬剤管理指導料へ改名
600点/回/月
*
1988年
(昭和63年)
入院調剤技術基本料 新設
100点/回/月
入院調剤技術基本料 算定開始 *
入院患者さんへの服薬指導を実施 *

調剤室

調剤室では、入院患者さんの内服薬調剤、注射薬調剤を行っています。内服薬調剤では、自動錠剤分包機、注射薬調剤では、アンプルピッキングマシンと呼ばれる調剤ロボットを使用しています。ガラス製のアンプルや、小容量の輸液ボトルも自動で調剤可能な機械です。薬剤師はそのオペレーションおよび監査業務を担っています。

錠剤以外の粉薬・水薬や外用薬については、薬剤師の手で調剤を行い、錠剤分包薬と合わせて出来上がりとなります。この様に薬剤師自身で薬を集めるようなことは少なくなる代わりに、薬剤師は処方箋に記載されている医薬品と、患者さんの状態が合致しているか照らし合わせる処方監査に注力しています。また分包された薬や集めた散・水剤が間違いないか確認する調剤監査も薬剤師の重要な役割です。 調剤の他に、製剤では、一般に流通していない医薬品の院内製剤を行います。

薬品管理室

薬品管理室では、医薬品の在庫管理を行っています。

必要な薬が不足する欠品を起こしてしまうと、患者さんの治療に悪影響を及ぼします。一方で過剰に揃えて置けばよいと言うものではありません。過剰在庫は時に期限切れにつながり、医薬品の品質低下につながることがあります。欠品を招くことなく、過剰在庫にならない様に在庫数を調節することが求められています。当院の場合は、医薬品の大多数は入院患者さんに使用されますので、入院患者さんの人数・状態などを考慮して、医薬品管理に努めています。

医薬品情報室

医薬品情報室では、医薬品の適正使用に努めています。情報が氾濫する時代において、医療・医薬品の情報も例外ではありません。あふれる情報の中から本当に必要な情報を取集し、管理しています。多くの患者さんに使用される医薬品の情報を管理している医薬品情報科は、いわば治療のコーチの役割を担っています。コーチからの情報に間違いがあれば、どんなに優秀な司令塔である医師の指示をも鈍らせてしまいます。医薬品情報科に配属の薬剤師は、医薬品情報の収集・整理・加工・提供と言った一連の流れを、たゆまず遂行しています。

しかし、医薬品情報を使うのは担当薬剤師だけではありません。薬剤師であれば、誰もが医薬品情報を使いこなせなければなりません。そのため医薬品情報科では、薬剤部内・外問わず、講習会を企画しています。薬剤師同士はもちろん、他職種のスタッフも含め、情報の伝達・個々のスキルアップなどに貢献しています。

業務統計

2023年度
2022年度
2021年度
2020年度
2019年度
2018年度
2017年度
2016年度
2015年度
調剤 処方箋枚数(入院) 内服・外用 123,261枚
注射 96,670枚
薬剤管理指導 薬剤指導件数 40,085件
退院指導件数 13,171件
薬剤指導実施率 96.43%
無菌製剤 抗がん剤無菌調剤件数 8,711件
TPN無菌製剤調剤件数 5,723件
TDM解析件数 651件
副作用報告件数(PMDAへの報告数) 60件
プレアボイド報告件数(日本病院薬剤師会への報告数) 517件
調剤 処方箋枚数(入院) 内服・外用 134,589枚
注射 151,441枚
薬剤管理指導 薬剤指導件数 37,118件
退院指導件数 11,432件
薬剤指導実施率 96.09%
無菌製剤 抗がん剤無菌調剤件数 8,469件
TPN無菌製剤調剤件数 5,219件
TDM解析件数 746件
副作用報告件数(PMDAへの報告数) 60件
プレアボイド報告件数(日本病院薬剤師会への報告数) 652件
調剤 処方箋枚数(入院) 内服・外用 131,904枚
注射 158,561枚
薬剤管理指導 薬剤指導件数 38,756件
退院指導件数 11,202件
薬剤指導実施率 97.95%
無菌製剤 抗がん剤無菌調剤件数 8,155件
TPN無菌製剤調剤件数 4,798件
TDM解析件数 442件
副作用報告件数(PMDAへの報告数) 37件
プレアボイド報告件数(日本病院薬剤師会への報告数) 560件
調剤 処方箋枚数(入院) 内服・外用 126,799枚
注射 165,153枚
薬剤管理指導 薬剤指導件数 37,665件
退院指導件数 10,977件
薬剤指導実施率 98.58%
無菌製剤 抗がん剤無菌調剤件数 8,163件
TPN無菌製剤調剤件数 5,815件
TDM解析件数 370件
副作用報告件数(PMDAへの報告数) 13件
プレアボイド報告件数(日本病院薬剤師会への報告数) 274件
調剤 処方箋枚数(入院) 内服・外用 130,948枚
注射 173,102枚
薬剤管理指導 薬剤指導件数 41,046件
退院指導件数 11,852件
薬剤指導実施率 98.47%
無菌製剤 抗がん剤無菌調剤件数 6,594件
TPN無菌製剤調剤件数 7,320件
TDM解析件数 442件
副作用報告件数(PMDAへの報告数) 12件
プレアボイド報告件数(日本病院薬剤師会への報告数) 69件
調剤 処方箋枚数(入院) 内服・外用 126,992枚
注射 140,995枚
薬剤管理指導 薬剤指導件数 40,452件
退院指導件数 10,918件
薬剤指導実施率 98.65%
無菌製剤 抗がん剤無菌調剤件数 6,821件
TPN無菌製剤調剤件数 7,065件
TDM解析件数 508件
副作用報告件数(PMDAへの報告数) 11件
プレアボイド報告件数(日本病院薬剤師会への報告数) 265件
調剤 処方箋枚数(入院) 内服・外用 123,090枚
注射 132,054枚
薬剤管理指導 薬剤指導件数 37,841件
退院指導件数 9,825件
薬剤指導実施率 98.51%
無菌製剤 抗がん剤無菌調剤件数 5,025件
TPN無菌製剤調剤件数 8,272件
TDM解析件数 658件
副作用報告件数(PMDAへの報告数) 8件
プレアボイド報告件数(日本病院薬剤師会への報告数) 1,192件
調剤 処方箋枚数(入院) 内服・外用 105,638枚
注射 122,507枚
薬剤管理指導 薬剤指導件数 35,314件
退院指導件数 9,185件
薬剤指導実施率 98.43%
無菌製剤 抗がん剤無菌調剤件数 4,680件
TPN無菌製剤調剤件数 8,495件
TDM解析件数 658件
副作用報告件数(PMDAへの報告数) 5件
プレアボイド報告件数(日本病院薬剤師会への報告数) 1,826件
調剤 処方箋枚数(入院) 内服・外用 101,730枚
注射 118,153枚
薬剤管理指導 薬剤指導件数 32,438件
退院指導件数 9,019件
薬剤指導実施率 98.45%
無菌製剤 抗がん剤無菌調剤件数 4,581件
TPN無菌製剤調剤件数 9,064件
TDM解析件数 658件
副作用報告件数(PMDAへの報告数) 10件
プレアボイド報告件数(日本病院薬剤師会への報告数) 1,249件

薬剤師の人数等

在籍薬剤師数

2024年4月現在

在籍薬剤師数:68名
調剤助手:4名 薬剤師事務:1名
薬剤師の経験年数別の人数は図の通りです。

薬剤師の出身大学

薬剤師の出身大学

CONTACT

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担当者:事務部 人事課・採用担当

jinji@ach.or.jp

(電話受付時間 平日 8:30~17:30 / 土曜 8:30~13:00)

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