部署紹介
外来
安心・安全な医療の提供とともに、地域の皆様が自分らしく、安心して療養生活が送れるように支援しています。病気と向き合い生活していく中で、患者さん自身がセルフケアを行えるようにサポートしながら、信頼のおけるよき理解者として、不安や悩みを相談できる外来看護を目指しています。
教育体制
外来看護科技術チェックシートの運用と共に、AMGキャリアラダーシステムによる継続教育を実践し、看護サービスの質向上を目指しながら自らのキャリアアップにつなげています。
救急室
救急搬送8000件/年、独歩来院患者8000件/年を医師と共に、全ての救急患者さんを受け入れ、可能な限り対応することを目標にしています。救急隊からホットラインで入ってきた情報をもとに迅速に対応できるようスタンバイ体制を敷いています。緊急性を要した状態や重篤な状態などの様々な患者さんが救急搬送されるため、適切な治療が行えるよう医師のサポートと共に看護を行っています。また、手術や入院が必要となる場合には、関連する他科に引き継ぎ、患者さんに適切な治療や看護を行っています。何よりも、危機的状況に置かれた患者さんやご家族の心理を理解した上で、適切な対応をするよう心がけています。
教育体制
救急の患者さんの症状は様々であるため、どんな場合でも対応できるトリアージ能力が大切です。診察前の患者さんの症状を評価し、緊急度・重症度を見極め、治療の優先性を判断しています。また、院内急変発生時には24時間体制で対応しています。
そのため、院内のキャリアラダーとは別に救急初療看護ラダーを設けています。
救急初療看護は、様々な救急疾患、外傷を有するあらゆる年齢層の患者と家族が対象であり、緊急度の迅速な判断・救急技術・処置の提供が求められるため、最新の知識・技術を常に研鑽しておくことが必要です。そのため、水準の高い看護実践を維持するべく、救急初療看護ラダー(習熟度段階表)を導入することで、救急初療看護実践能力向上を目指すことをねらいとし、看護職員の能力育成を図っています。
血管造影室
血管造影室で働く看護師にとって、最も大切な仕事は患者さんの精神的サポートです。
患者さんがカテーテル中に「痛い」「苦しい」など声に出して言える方は3割もいないと言われています。
私たち看護師はそういった患者さんの表情を読み取り、訴えを見逃さず、声かけを密に行い、患者さんの代弁者となる必要があります。
医師と共に患者さんの身体的・精神的な負担を最大限に抑える事ができるようカテーテル検査・治療の補助業務を担い、「患者さんが安全安楽な検査・治療を受けられること」を心がけています。
また、当院では心臓病専用救急車(モービルCCU)を運行しており、地域の為に一分一秒でも早く緊急を要する心疾患患者を受入れ、迅速な治療を実践しております。
教育体制
血管造影室ラダーとCT/MRI/RIラダーがあります。
そのほかに血管造影室ではコメディカルの協働が重要であるため、コメディカル合同急変時シミュレーションを年2回実施し、血管造影室全体で、患者さんの救命のため教育・連携に力を入れています。年々、治療方法が進化する中、看護師も対応できるよう勉強会を開催しています。
CVIT専門医もしくはIVR専門医のインターベンション100例以上の経験で、インターベンション エキスパートナース(以下INEとする)の試験が受けられ、INEを取得することができます。
内視鏡室
内視鏡室は、年間約13,000件の検査・治療を実施し、内科・外科・呼吸器系など内視鏡が必要な患者さんを受け入れています。
上部消化管内視鏡・下部消化管内視鏡によるスクリーニング検査の他に、当院の特徴である急性期病院として高性能の医療機器を導入しハイビジョンの画像による鮮明な画像診断や、内視鏡的逆行性膵胆管造影(ERCP)・内視鏡的超音波(EUS)・内視鏡的粘膜剥離術(ESD)など高度な内視鏡を提供すると共に病気の早期発見に向けた役割を担っています。
内視鏡検査は「不安」「緊張」などの恐怖心を抱えてしまいますが、患者さんの気持ちに寄り添い安心して検査・治療が受けられるように、24時間、365日安全な内視鏡を提供することを内視鏡看護科の目標としています。
教育体制
院内のキャリアラダーに加え専門的知識と技術取得するために2016年度より内視鏡ラダーを取り入れています。ラダーレベルに沿って高度化された検査・治療にも統一した内視鏡が提供できるように教育年間計画を立てています。
毎年内視鏡学会で研究発表を行いスタッフのスキルアップと内視鏡への実践能力向上と質の向上を図っています。
また、内視鏡看護科には消化器内視鏡検査技師9名在籍しており、機器の取り扱い・管理など知識と技術向上のための教育体制を整えています。新人・中途入職者には1年間消化器内視鏡検査技師からの教育を実施しています。
手術室
私たち手術看護科の看護師は、1年365日・24時間、患者さんの生命にかかわる手術の介助を行っています。院内の14の診療科のすべての手術に関わります。手術室看護は、手術の内容を把握し、医師をサポートするとともに、手術を受けられる患者さんへ前日訪問し「手術の流れ」をご説明することも大切な役割です。病気を治すのは医療者だけではありません。患者さんが手術を受けるにあたり「自ら治していこう」という、手術に前向きな関わりをもっていただけるようにするのも私たちの使命です。医師のサポートを行うとともに、患者さんのこころと身体の負担を少しでも和らげること。それが私たち手術看護科の看護師の役割です。
教育体制
当院の手術室は、高性能な透視装置と連動し高度清浄度区域での環境を誘合し、各分野の血管内治療に対応するハイブリッド手術室、ロボット支援手術(ダビンチ)を始めとする内視鏡手術に特化した手術室など、低侵襲手術に向けた最新鋭の機能を有する手術室となっています。手術看護師は、それらを含む院内の14の診療科の手術に携わり、手術の意図・内容を確実に把握する必要があります。
手術室の看護師には、より専門的な知識・技能が求められるため、通常の看護師研修(キャリアラダ―)とは別の研修制度があります。年間7,500件を超えるすべての手術に対応できるようにするために研修を繰り返し、その時の習熟度にあった難易度の手術に立ち会い、さらにスキルを磨いていきます。もちろん、患者さんとのヒューマンな関係づくりができるような「思いの豊かな」看護師になることも大きな目標です。
血液浄化療法室
血液浄化療法看護科は、医師および臨床工学技士(血液浄化係)と共に入院透析治療を行っています。主に、急性腎不全や慢性腎不全(導入期・維持期)患者さんの透析治療をサポートしています。特に導入期の患者さんは、透析治療に対して不安を抱えている方も多く、冊子を用いて説明を行い、不安の軽減に努めています。また、退院後も透析治療を継続するため、その人らしく生活できるように、多職種と連携し生活背景に応じた指導やサポートを行っています。血液浄化療法看護科は患者さんに寄り添った看護を目指しています。
教育体制
より専門的な知識、技術が要求されるため、院内のキャリアラダーと並行して透析ラダーを用いて教育・評価を行っています。
又、災害時に備え、他院との連携をスムーズに図れる事や、情報共有を目的として他施設との交流研修や無線訓練を行っています。
入退院支援看護科
入退院支援看護科の役割は、病気や障害をもった外来通院中や入院中の患者さんが、地域で安心して療養生活を送ることができるようにサポートすることです。
予定入院の段階から患者さんの状況をアセスメントし、必要な支援が円滑に受けられるように援助します。医師・看護師をはじめ多職種と連携を図りながら、退院後の生活を見据えた切れ目のない支援の提供に努めていきます。
また、治療の結果、退院後も医療や介護が必要な際は地域の訪問診療・訪問看護・ケアマネジャー等と連携し、地域で暮らしつづけることができるようにサポートしています。
教育体制
退院支援養成コース
入退院・外来療養支援者養成コース
院内の看護師を対象に、訪問看護ステーション・居宅介護支援事業所の実習を取り入れた研修会を開催。入院前から退院後の生活を見据えた関りができる事を目的に取り組んでいます。
褥瘡管理科
褥瘡管理科は、褥瘡をはじめとする皮膚のトラブルの予防・治療に関わる部署です。褥瘡は、単に動けなくなるから発生するものではなく、栄養状態や年齢・疾患など様々な要因が関与し、ときには治療行為そのものが原因で発生することもあります。褥瘡を発生させないこと、発生してしまった褥瘡を早期に治療し悪化させないことが重要となります。褥瘡を持ったまま退院される方も多いため、在宅や施設との連携も取れるよう調整を行っています。
褥瘡管理科には皮膚・排泄ケア認定看護師と創傷管理関連・ろう孔管理関連等の研修を修了した特定看護師が在籍しています。
また、当院には医師、看護師、管理栄養士、理学療法士、薬剤師、臨床検査技師などの職員で構成される褥瘡対策チームがあり、様々な視点で患者さんの褥瘡予防・治療にあたっています。
教育体制
院内研修会の開催
看護専門コース(スキンケア)
院内の看護師を対象に、スキンケアに関する研修を開催しています。入院中や治療中に起こりやすい皮膚障害の予防や、皮膚障害が発生した際の対処法を教育することで、すべての患者さんが同じケアを受けられるよう支援しています。
褥瘡対策に関する研修会
褥瘡対策チームと協同して、全職員を対象とした褥瘡予防・治療に関する研修会を定期的に開催しています。
その他の研修会
院内の全職員を対象に皮膚・排泄ケアに関する研修を開催しています。患者さんに関わる多職種が同じ知識を得られるよう、支援しています。
スペシャリストの育成プログラム
5年の臨床経験後、専門機関での研修を修了すると皮膚・排泄ケア認定看護師の試験を受けられ、スペシャリストになることができます。また指定研修機関で研修を修了すると特定看護師となることができます。資格取得の支援はもちろんのこと資格取得後も科を挙げて支援しています。
保健指導科
保健指導科 保健師の役割は、地域住民や企業の従業員を対象とした病気の予防・健康増進です。
人間ドック当日保健指導では、人間ドックを受診した方に対して検査結果と医師からの結果説明をもとに生活習慣病予防のための保健指導を行っています。
産業保健活動(働く人の健康管理支援)では、契約している企業に訪問し従業員が健康で安全に働けるように、健康面からのサポートを担っています。
また、健康保険組合と連携しメタボリックシンドロームに着目した特定保健指導も行っています。
病棟勤務など様々な経験を経た保健師と事務職員が地域住民や企業で働く従業員の健康維持・増進のお手伝いをしています。
教育体制
院内のキャリアラダーとは別に保健師ラダーを設けています。
国、地方公共団体、医療保険者、日本看護協会等が実施する研修に参加し、科内で作成している年間教育計画にそって勉強会を実施し、保健指導サービスの質向上に努めています。
がん患者支援看護科
当院は、地域がん診療連携拠点病院の指定を受けており、がん患者支援看護科は、がん患者さんやその家族のケアに特化した部署です。腫瘍内科・呼吸器腫瘍内科・緩和ケアの外来、外来化学療法室、放射線治療、がん相談支援センターに所属し、検診で異常を指摘された方、自覚症状があって受診した方の診断時から、化学療法、放射線治療などの治療時期、緩和ケアが必要な時期まで、継続的に患者さん、家族をサポートしていきます。がん相談支援センターでは、当院にかかりつけの方だけでなく誰でも、予約なしで、無償で、がんの相談を受けています。がん患者支援看護科は、「困っているがん患者さん、家族が少しでも減ること」「がんになっても安心して暮らせること」を目指して、日々取り組んでいます。
教育体制
がん患者支援看護科ラダー
がん看護の専門的実践能力を評価し、高めるため、がん看護に特化したラダーを設定しています。スタッフが自ら目標をもって成長・発達していく指標とし、適した教育的支援を行うための資料となります。ラダーに沿って継続的に自己研鑽を積むことで、患者ケアの質向上を目指します。
看護専門コース(がん看護)
院内の看護師を対象に、がん看護に関する研修を開催しています。国内のがん医療の動向や、抗がん剤、放射線などのがん治療、緩和ケアや症状マネジメント、がんが患者さんや家族の心に与える影響、在宅支援など、幅広くがん看護が学べる内容になっています。
スペシャリストの育成プログラム
5年の臨床経験後、専門機関での研修修了後は、がん薬物療法看護認定看護師、がん放射線療法看護認定看護師、緩和ケア認定看護師の試験を受け、スペシャリストになることができます。
健康管理看護科(ドック)
健康管理看護科は、健康診断の精度・技術の向上に努め、疾病の早期発見及び生活習慣病の予防に努めています。更に受診者に心地よく検査を受けていただくように、極め細かい看護サービスの提供を目指しています。
健康管理看護科は、病院に併設されている健康管理センター内に位置し、年間の健康診断は約20,000名、ドックは約15,000名の受診者を受け入れています。検査内容は、一般的な検査項目に加え脳ドック(MRI、MRA)、CT検査(肺)、乳がん検査(マンモグラフィ、乳線エコー)、子宮頸がん検査、内視鏡検査(胃カメラ、大腸カメラ)、腫瘍マーカー、ピロリ検査など様々なオプション検査を提供しています。
基本勤務時間は8:00~17:00(月~金)/ 8:00~12:30(土)で時間外はほとんどありません。8:00~と開始時間は早めですが、定時で帰宅できるため、家庭と仕事を両立しながら働きやすい環境です。
教育体制
看護知識や技術のスキルアップのために毎月勉強会を開催し技術や知識を深めています。
看護知識に関しては、AMGキャリアラダーを活用し研修で学んだ知識を業務に繋げています。
看護技術に関しては、看護技術チェックシートと内視鏡検査チェックシートを活用し、個人レベルと合わせながら確実に習得できるように評価し指導しています。
更に希望に応じて「日本人間ドック・予防医学学会」や「日本消化器内視鏡技師学会」にも参加し、最新情報の学びができるように充実した環境を整えています。
健康管理看護科(巡回)
巡回健診課の看護科として、企業・団体の事業所や学校などにレントゲン車で訪問し、年間約9万人の受診者様の健康診断や予防接種を実施しています。看護師の他に医師・臨床検査技師・診療放射線技師・ドライバー・事務職などの多職種が一つのチームとなってより良いサービスが提供できる事を目指しています。看護科としては主に血圧測定と採血を担当しますが、会場設営から後片付けまでが業務となります。活動範囲は埼玉県の他に神奈川県・山梨県・群馬県・茨城県などの遠方まで行く事もあり朝早い出勤となる事がほとんどです。
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担当者:事務部 人事課・採用担当
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