作業療法士(OT)
当院の作業療法士は、手の外科、脳卒中による上肢麻痺・高次脳機能障害の治療を中心に、形成外科領域でのリハビリ、緩和ケア・認知症を呈した方へのレクリエーションなどを行っています。手の外傷や脳卒中による麻痺に対してはスプリント作成・電気刺激装置を使用してのリハビリを行い、退院後も外来へと継続した介入をしています。形成外科領域では医師との連携を図り、移植後の皮膚状態に合わせたリハビリを行い、認知症、末期がんの方に対しては院内デイでのグループリハビリを行うなど様々な領域で対象者に合わせた内容での作業療法を行っています。
取り組み:our actions
院内デイ・緩和ケア
当院では認知症の方、末期がんの方を対象にレクリエーションを行っています。季節に合わせたレクリエーションを作業療法士、看護師と毎週合同で行うことで患者同士の交流機会を増やし、体力の維持と心のケアを図っています。
上肢機能障害
手の外科・脳卒中による上肢麻痺を発症した方に対してスプリント作成を行っています。多種多様なスプリント材を使用し、個々に適したスプリント作成を行っています。また、IVES(アイビス:随意運動介助電気刺激装置)と作業療法を併用することでuseful hand(実用手の獲得)を目指したリハビリテーションの効果をさらに高めた介入を行っています。これらスプリントやアイビスを使用した患者方に対して、専門チームによる回診・スタッフに向けた勉強会を行うことで更なる知識・技術の向上に努めています。
形成外科領域
形成外科では熱傷(やけど)、先天異常、腫瘍、瘢痕拘縮・ケロイドなどに対して切除後の再建手術(遊離皮弁・植皮術)を行っています。デブリードメントや皮膚移植・神経再建を行った創部の治癒は人によって様々です、医師との密な連携を図り、機能的・整容的にも回復することを目標に入院・外来と継続してリハビリを行っています。
生活行為向上マネジメント(MTDLP:Management tool for daily life performance)
生活行為向上マネジメント(MTDLP:Management tool for daily life performance)とは日本作業療法士協会で制定されている【対象者の24時間をイメージしつつ、本人のしたい生活行為が行えるようになる】を目標にしたマネジメントツールになります。個人の自己実現に向けて全ての作業療法士が統一して支援できるように、当院ではMTDLPを用い、各対象者をアセスメントし院内・地域でも生活がスムーズにできるよう治療・支援しています。
日常生活動作(ADL:Activities of daily living)
様々な疾患の患者さんに対して作業療法士がADL・IADL練習を行っています。ADL室では、実際の自宅の寸法に合わせた浴室シミュレーターを使用したまたぎ練習、和室での床上動作練習を実施し、患者さんひとりひとりの動作に適した介護用品や手すりなどを作業療法士が家族やケアマネージャーへと提案しています。
高次脳機能障害を呈した方には近隣施設での買い物練習、リハビリ室のキッチンでの調理練習を積極的に行っています。作業療法士と実際に調理練習を行うことで達成感が得られて自信がつき、安全に、かつ動作の問題点を明確にすることができます。
肺気腫や間質性肺炎など呼吸器疾患の方には酸素ボンベを使用しての屋内移動練習、間取りに合わせた家具の配置・動線の提案、呼吸苦の出づらい動作の指導などを行っています。
メッセージ:Message
埼玉県の中で1番リハビリスタッフが多い病院で、急性期・回復期に関わらず、様々な領域で作業療法士が活躍しています。
スタッフ同士、上下関係なくとても明るく話しやすい雰囲気です!切磋琢磨し知識・技術をいっしょに高めていきましょう。ぜひ一度見学に来てください!
選考フロー(新卒)
中途採用につきましては、募集要項をご確認ください。
適性検査をオンラインで受けることが難しい方は、事前に人事課までご連絡ください。
こちらも併せてご覧ください
CONTACT
掲載内容以外に、ご質問・ご不明な点がございましたらお気軽にお問い合わせください。
担当者:事務部 人事課・採用担当
jinji@ach.or.jp(電話受付時間 平日 8:30~17:30 / 土曜 8:30~13:00)